【一乗谷編2:朝倉館跡】歴史好きにお勧め。福井の魅力スポットを1日で巡る

日本最古の花壇の遺構がある朝倉義景館の跡

福井の一乗谷朝倉氏遺跡です。

復原町並に続いては、朝倉館跡へと進みました。

ここには日本最古の「花壇」の遺構もあり、「都の けしきたちも をよばじ」とも歌われた当時の栄華を伺い知ることができる場所でした。

8月初旬の訪問です。

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歴史好きにお勧め。福井の魅力スポットを1日で巡る

福井には、歴史好きな人にこそ、押さえておいて欲しい魅力のスポットがあります。

でも、場所が各地に点在しています。

公共交通機関を使う場合、どう回るのが効率良いでしょうか。

実際に僕が一日で巡ったルートをたどっていきましょう。

一乗谷朝倉氏遺跡の復原町並を抜け朝倉館跡へ

15:50

復原街並を北に抜けました。

(復原街並はこちら)

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一乗谷川を渡って、向かい側の朝倉館跡に行ってみましょう。

一乗谷の一乗川に掛かる橋を渡って朝倉館跡へ

この日は、天気が良かった。

一乗谷を流れる一乗川

(その代わり、かなりの猛暑でしたが・・・)

朝倉館跡

朝倉館跡は、この唐門から入ります。

一乗谷の朝倉館跡の唐門

唐門

この唐門は、朝倉義景の菩提を弔うために建てられた松雲院の山門で、江戸時代中期に建てられたものと推測されています。

館跡の中に入りました。

一乗谷の朝倉義景館の跡

ここは朝倉義景館の跡です。

一乗谷の朝倉義景館の跡

朝倉義景館

この館は山城を世にして西を向き3方に堀と土塁を巡らし、門を開き、隅櫓を構えている。内部には10数棟の建物群がみられ、これらは大きく2つに分けられる。1つは主殿を中心として南半に位置するもので、接客の機能を持ち、会所や数寄屋・庭園等もみられる。もう1つは常御殿(つねごてん)を中心にこの北側に位置するもので、主人の日常生活の場となり、台所や持仏堂・湯殿等もみられる。この他、厩等も存在した。建物はすべて礎石の上に角柱を立て、舞良戸・明障子といった引戸を多用し、畳を敷きつめた部屋も多かった。また屋根はコケラ板等で葺いていたと考えられている。書院造の成立過程を知る上で欠くことの出来ない貴重な遺構である。

花壇跡

主殿跡の横の中には、「花壇跡」があります。

これは、花壇としては日本最古の遺構だということです。

一乗谷の朝倉義景館にある花壇跡は花壇としては日本最古の遺構

殺伐とした戦国時代でも、花を植え愛でる文化は育まれていたということですね。

次の湯殿跡庭園には、高台にあります。

その途中、上からは朝倉義景館跡の全体を眺めることができます。

一乗谷の湯殿跡庭園への途中からは朝倉義景館の跡を上から眺めることができる

湯殿跡庭園

館跡よりも一段高い所には、湯殿跡庭園、諏訪館跡庭園などの館跡・庭園跡がいくつもあります。

当時は、町並みを見下ろすこの地平レベルが、朝倉氏の主要な居住地だったと言うことでしょうか。

一乗谷の湯殿跡庭園

湯殿跡庭園は4代朝倉義景の前、4代孝景の時代に築かれたのですね。

一乗谷の湯殿跡庭園の説明板

特別名勝 湯殿跡庭園

本庭園は、一乗谷で最も古い4代孝景の頃の、廻遊式林泉庭園である。

庭池は南北に細長く、汀線は複雑に入り組んだ形で、周囲には山石の巨石(凝灰角礫岩)による護岸石組や滝石組、三尊石組などの豪快な石組がなされている。滝副石は左右ほぼ同じ高さで、水落石は1段、滝口の前には、水分石がある。導水路が発掘され、往時は池に水がたたえられていことが分った。

中島は亀島、西端の大石は鶴石ともいわれる。

右方には園路の跡があり、池尻付近には橋挟石に相当する石もみられ、石橋が架けられていたと推定される。排水路の出口は空濠石垣で壊されている。

観音山を背景に、林立する苔むした庭石群は、一幅の水墨画を連想させる。

中の御殿跡

同じ高度の高台を、中の御殿跡へ進みます。

間には、谷があります。

一乗谷朝倉氏遺跡の湯殿跡庭園から中の御殿跡へ向かう途中の谷

橋で渡ります。

一乗谷朝倉氏遺跡の湯殿跡庭園から中の御殿跡へ向かう途中の谷は橋で渡ります

中の御殿跡では、礎石のみが残っています。

一乗谷朝倉氏遺跡の中の御殿跡

中の御殿跡の説明板がありました。

一乗谷朝倉氏遺跡の中の御殿跡の説明板

中の御殿跡
中の御殿跡は、朝倉義景の実母光徳院の屋敷跡と伝えられています。この高台は、南陽寺跡や諏訪館跡とならんで義景時代の華やかな生活の場であり、朝倉屋敷近傍の屋敷に朝倉氏当主の妻子などが居住したであろうことが創造できます。
屋敷は南の道路に対して門を構え、この道路に面する南辺と東辺に土塁、さらに東辺土塁の外側と北辺に空濠を廻らしています。屋敷内は、門を入って右手に小規模な建物と、さらに奥に庭園(砂利敷部分)が検出されています。また、庭園北側に規模は明らかではありませんが、礎石建物が検出されており、主たる建物があったろ考えられます。これによいr北東奥には南北7間、東西2間を基本とする建物が検出されており、規模や位置から、日常の建物と考えることが可能です。

さらに高台にも遺構が続いています。

一乗谷朝倉氏遺跡の中の御殿跡から高台にも遺構が続く

まっすぐ進むと、諏訪館跡

左の高台の方に進むと、中の御殿跡展望所です。

一乗谷朝倉氏遺跡の中の御殿跡からさらに進む案内板

高台から一乗谷へ下る、この道路跡も遺構です。

一乗谷朝倉氏遺跡の高台から下る道路跡も遺構

一乗谷の道路跡遺構

米津

高台から下った先が「米津」です。

一乗谷朝倉氏遺跡の米津

「米津」という名前から、一乗側の水運を利用した米穀物資の集散地かと思いましたが、違いました。

一乗谷朝倉氏遺跡の米津の案内板

朝倉城下の工業地域だったようです。

一乗谷朝倉氏遺跡の米津の案内板のアップ

米津
米津は、一乗谷右岸、上城戸跡から朝倉館跡に向かう中間に位置します。東側の高台には諏訪館跡があり、城下町の中心部に近いことから、重要な場所であったと考えられます。
米津では、平成19年度に発掘調査を実施しました。遺構は一部削平を受けていたものの、土塁を巡らした敷地に、いくつかの建物跡や井戸跡のほか、敷地南東では炉跡を確認しました。また遺物は、日常生活で使用した物のほか、刀装具を型押しした土製の型や金属を加工する材料や道具が出土しました。
これらより、この地には朝倉氏から特別な権限を与えられ、刀装具という特殊な製品を製作したお抱えの金工師がいたことが想定されています。

金工関連の遺物
土製文様型
目貫や笄などの刀装具を型押しした、土製の型が見つかりました。

材料と道具
金属製品の材料である銅地金や、金属を溶融させる容器の坩堝、溶融した金属を鋳型に流し込むトリベなどが出土しました。

一乗滝

今回は行けませんでしたが、復原町並から谷内を流れる一乗谷川を4kmほど上流に進むと、落差12mの一乗滝があります。

ここは、巌流島の決戦で有名な佐々木小次郎が、「つばめ返し」の技をあみ出した場所として伝えられているそうです。

あれっ?

つばめ返しをあみ出した地は、確か山口県岩国市の錦帯橋のたもとにもあったような・・・

時間は十分

さて、一乗谷朝倉氏遺跡を楽しみました。

時間的には、一乗谷に到着してから約1時間半です。

復原街並みと朝倉館跡の両方を十分に巡ることができました。

他にも、一乗滝や朝倉氏遺跡資料館といった、ここから離れたスポットまで満喫したいという場合には、もう少し時間を取った方が良いと思います。

福井駅へ

それでは、福井駅前に戻りましょう。

福井駅前行きのバスには、復興街並の駐車場すぐ前のバス停から乗ります。

バスから見える様に道路のバス停で待ちましょう。駐車場の中で待っていると、バスが通り過ぎてしまうかも・・・

16:29 復原町並バス停を出発します。

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