【信玄堤】ちょっとマニアックな視点で武田氏の歴史を辿る山梨

信玄堤は日本の土木技術史でも一級の価値ありアラウンド47

仕事で成果を出しながら、 自分と家族との時間を取り戻す!

やっちゃえ!オッサン 吉乃建志です。

 

日本全都道府県を巡るアラウンド47に取り組んでいます。

5月のゴールデンウィーク明けの週末。

高速道路も空いている渋滞知らずタイミング。

 

東京からちょっと足を伸ばして山梨へスキマ旅です。

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今回は戦国武田氏の歴史を辿るをテーマに、甲斐市の信玄堤にやってきました。

 

信玄堤〔甲斐市)

(2019年5月、ゴールデンウィークの翌週)

 

信玄堤は戦国時代に武田信玄が作らせたといわれている治水施設の一つです。

甲府盆地を洪水から防ぐために造られました。

やまなしの歴史文化公園「信玄堤」

 

 

そしてこの信玄堤は、日本の土木技術史でも一級の価値ありとのこと。

 

暴れ川に悩まされた甲府盆地

この甲府盆地は、いくつかの河川が造った扇状地が複合して形成されている三角形の地形です。

甲府盆地には、周辺部と中にいくつもの川が流れているのですが、洪水の危険が高い地域でした。

 

古くは浅間神社の社伝に大洪水の記録が残っているそうです。

「天長2年(825)に甲斐国では大洪水があり釜無川や御勅使川が氾濫して大きな被害が発生したので、当時の甲斐国の国司であった文屋秋津が朝廷に報告し、朝廷はそれを受けて勅使を下向させ、その時に竜王の赤坂に水防の神を三社神社として祀った」と浅間神社の社伝にあります。

(御勅使川の由来と治水の歴史|甲府河川国道事務所|国土交通省 関東地方整備局)

 

その土地の記憶は、甲府市の防災情報WEBにあるハザードマップを見るとよく分かります。

川に挟まれた甲府盆地の平野部の多くが洪水の予想箇所になっています。

 

甲府市防災情報WEB|体感ハザードマップ

 

そのような土地では、単に洪水を防ぐために高い堤防を築くだけでは不十分で。

川の流れをたくみにコントロールすることで洪水を防ぐ構造を取っています。

やまなしの歴史文化公園「信玄堤」

 

信玄堤と御勅使川・高岩

●甲府盆地を洪水から守る信玄堤

甲府盆地には東から笛吹川、西から釜無川・御勅使川が流れています。どちらの川も暴れ川です。東の暴れ川、笛吹川を押さえるのが「万力林」。そして西之暴れ川 釜無川・御勅使川を押さえるのがこの「信玄堤」です。

●信玄堤のはたらき

「信玄堤」は戦国時代に武田信玄の命によりつくられたといわれています。信玄堤は、この付近の堤防の名前ですが、この堤防だけでは釜無川や御勅使川の洪水を防ぐことはできません。右の図のようにいろいろな施設によって洪水の流れを調整しています。特に御勅使川の洪水の流れをたくみにコントロールしていることが大きな特徴です。

  • 御勅使川の流れを上流の「石積出し」で北側へはねます。
  • このはねた流れを2つの「将棋頭」で受け止めます。
  • 次に河岸段丘を切り開いた「堀切」で御勅使川の洪水の流れを「高岩」へ導き、その勢いを弱めています。
  • 弱まった流れをこの「信玄堤」がしっかり受け止めているのです。

(釜無川ゾーン 信玄堤エリアの説明版)

 

この流路のコントロールは、まるでピタゴラスイッチみたいですね!

 

雪解け水が押し寄せる

遠くにはまだ雪残る南アルプスが見えます。

やまなしの歴史文化公園「信玄堤」

 

あの雪解け水が、押し寄せてくるのでしょうか。

やまなしの歴史文化公園「信玄堤」

 

聖牛

さて、堤の上を歩いていると見慣れないものが置かれていました。

やまなしの歴史文化公園「信玄堤」

 

これは「聖牛」という洪水の流れを弱めるための施設だそうです。

やまなしの歴史文化公園「信玄堤」

 

釜無川ゾーン 信玄堤エリア 聖牛(せいぎゅう)

富士川は日本でも有名な急な流れの川です。このため大雨のときには、たびたび荒れ狂います。現在のようにコンクリートも機械も無い大昔に荒れ狂った川の洪水を防ぐ事は大変なことでした。

こも「聖牛」は高次有為の流れを弱めるために考えられた日本で有名な古い河川工法のひとつで、戦国時代の口臭が発祥の地といわれています。見てのとおり三角の形をしているので、上の部分が牛の角のように見えるためにこのような名前がついたといわれます。「聖」の意味ははっきりしませんが、現代風にいえばスーパーとかウルトラという意味だろうともいわれています。

聖牛は、大きさで「大聖牛」、「中聖牛」、「聖牛」の3つに分類され、ここに設置されているものは「中聖牛」の大きさのものです。

(釜無川ゾーン 信玄堤エリアの説明版)

 

なお、この説明に書かれている富士川は、この地域での釜無川のことです。

 

竜王用水

信玄堤から道を挟んだ向こう側へ、用水路が引かれています。

やまなしの歴史文化公園「信玄堤」

やまなしの歴史文化公園「信玄堤」

 

竜王地区の田畑へ水を引くための竜王用水です。

信玄堤の築造とともに造られ、現在も竜王地区を潤す用水として大切な役割を果たしているそうです。

やまなしの歴史文化公園「信玄堤」

 

釜無川ゾーン 信玄堤エリア 竜王用水

「信玄堤」のあるこの付近は甲府盆地を洪水から守る重要な地点ですが、竜王地区の田畑への用水を取るためにも重要な地点でした。

昔の人は、いろいろ苦心をして御勅使川と釜無川の洪水の流れを高岩にあてて洪水の勢いを弱めていました。また、高岩に川の流れを集めることは、普通の時に高岩地点で川の水を取りやすくなります。江戸時代の絵図では高岩の前に集まった釜無川の水をトンネルを開けて取り入れていることがわかります。

このように昔の人々は、洪水を防ぐことも、そして川から水を取ることもおまく工夫していたことがわかります。

ここから取った川の水は竜王用水と呼ばれます。この竜王用水を守るためには地域の人々の大変な努力があり、信玄堤が築かれて以来、甲府盆地の竜王地区を潤す用水として、現在も大切な役割を果たしています。

(釜無川ゾーン 信玄堤エリアの説明版)

 

いまでは水に親しめる憩いの公園

こんな歴史を持つ信玄堤ですが、現在は『やまなしの歴史文化公園「信玄堤」』として整備されています。

小川も流れ緑が気持ちいい憩いの空間です。

やまなしの歴史文化公園「信玄堤」

 

甲府盆地の治水の歴史と、武田信玄が造った巧みな構造を学びながら、この公園でのんびりするという過ごし方も良いですね。

 

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■吉乃 建志(よしのケンジ)プロフィール■

妻と娘と三人家族/システムエンジニア&サービス企画/40歳過ぎでフルマラソンに挑戦し完走/日本全国巡ることをライフワークに決めた「旅」と「食」を楽しむスキマ旅ブラリスト/本業も副業も成果を出しプライベートも充実できるハイブリッドワーカー

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  吉乃 建志(よしのケンジ)

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