【永平寺編】歴史好きにお勧め。福井の魅力スポットを1日で巡る

歴史好きにお勧め!福井の魅力スポット。永平寺

夏休みを利用して訪れた、福井の曹洞宗総本山永平寺です。

とても広い!

とても大きい!

立体的で広大な空間がそこにはありました。

それが遺跡では無く、今も生きて使われている施設だということ。

そして、参拝後には「あっ」と考えさせられる体験も

歴史好きにお勧め。福井の魅力スポットを1日で巡る【駅到着編】
福井には、歴史好きな人にこそ、押さえておいて欲しい魅力のスポットがあります。 でも、場所が各地に点在しています。 公共交通機関を使う場合、どう回るのが効率良いでしょうか。 実際に僕が一日で巡ったルートをたどっていきましょう。 ...

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歴史好きにお勧め。福井の魅力スポットを1日で巡る

福井には、歴史好きな人にこそ、押さえておいて欲しい魅力のスポットがあります。

でも、場所が各地に点在しています。

公共交通機関を使う場合、どう回るのが効率良いでしょうか。

実際に僕が一日で巡ったルートをたどっていきましょう。

永平寺へ到着

12:18到着

福井駅から永平寺ライナーバスに揺られること約30分

永平寺の最寄りのバス停へ到着です。

降車したバス停は「永平寺そば亭 一休」に隣接していました。

そこから徒歩5分ほど

なだらかな坂道を登っていくと、永平寺の入口に到着します。

途中には、お土産物屋や食事処があります。

永平寺の参道

派出所も、景色に溶け込んだデザインになっていますね。

永平寺門前警護派出所

熱中症対策

ちなみに今年(2018年)は、各地で記録的な猛暑!です。

この日の福井も猛烈な暑さでした!

観測史上初、上陸後に西進した台風12号によるフェーン現象の影響もあるようですね。

耐えきれずに

この日に「日傘男子」デビュー!!

日傘男子デビュー。まわりの視線より、熱中症対策です。

とは言え、さすがに男性で日傘を差している人は見当たらず。

周りの視線も少々気になります・・・

でも、それよりも熱中症対策です。

傘を差して日陰ができると、幾分か日射しの「痛さ」が和らぎます。

さてさて、永平寺へと進みましょう。

永平寺

曹洞宗大本山永平寺の入口

永平寺は曹洞宗の大本山です。

その第一印象は、「曹洞宗の大本山だけあり広い。そして大きい」というものでした。

以前拝観した、京都の西本願寺も規模が広大でした。

しかし、あちらが平面的な大きさだとしたら、永平寺は立体的な大きさ

永平寺全景図

敷地の広さもさることながら、斜面を利用し上への広がりを感じました。

その広大な中ものが遺跡ではなく、800年の歴史を重ねながら、今も脈々と生き続けているのが驚きです。

曹洞宗大本山永平寺

永平寺について少々説明しますね。

永平寺は、寛元二年(1244)に道元によって開かれました。

禅宗のひとつであり、鎌倉仏教の一つ、

「座禅修行の道場」です。

横浜市鶴見区の總持寺と並んで、曹洞宗の大本山とされています。

それでは、永平寺の中をたどってみましょう。

境内へ

境内へ入ると、木々が生い茂り、影になっているため、強い日射しを遮ってくれます。

盛夏には有り難い。

永平寺の境内に入ると木が生い茂っています

境内では、蓮の花が咲いていました。

永平寺の境内に咲く蓮の花

参道右手の小川の向こうには、いくつものお堂があります。

永平寺の境内にあるお堂

反対側左手

こちらの通用門が参拝者入口になります。

永平寺は通用門が参拝者入口

それでは、市口で参拝料を納め、永平寺の中へと入ります。

中に入るとまず、修行僧の方が永平寺について説明をしてくださいます。

(修行僧の方は、撮影禁止なのでご注意を)

傘松閣

説明が終わり、中を進みます。

階段を昇り、最初に着くのが傘松閣です。

そこの天井を見上げると、沢山の色彩画。

傘松閣の天井

天井絵のアップ

傘松閣の天井のアップ

階段を昇った突き当たりには「傘松閣天井絵配列図」が掲げられています。

そこを見れば傘松閣天井の、どの絵がどの位置にあるか分かります。

傘松閣天井絵配列図

傘松閣の案内板

成6年 2月竣工の約240坪総2階建ての建物である。昭和5年、二祖国師650回忌を記念して建立された旧傘松閣には、当時一流とうたわれた日本画家144名の筆になる花鳥の色彩画230枚が彩る格天井の間、通称「絵天井の大広間」があったが、現在も2階にそのまま移築復元されている。

(案内板より引用)

山門

傘松閣を後にして、山門に移動しました。

永平寺の山門

ここから永平寺の主要施設である、七堂伽藍です。

「七堂伽藍」とは

「七堂伽藍」とは、寺院の建物のことです。

禅宗寺院では特に主要な伽藍として、

  1. 法堂(はっとう)
  2. 仏殿(ぶつでん)
  3. 僧堂(そうどう)
  4. 庫院(くいん)
  5. 山門(さんもん)
  6. 東司(とうす)
  7. 浴室(よくしつ)

この七つを指して「七堂伽藍」と呼ぶそうです。

法堂(はっとう)

各種法要が行われるところ

仏殿(ぶつでん)

曹洞宗の御本尊(釈迦牟尼仏)が祀られているところ

僧堂(そうどう)

座禅・食事・就寝などを行うところ

庫院(くいん)

食事を司る典座寮などがあるところ

山門(さんもん)

七堂伽藍で最も古い、寛政二年(1749)の造立。

両側に四天王が安置され、山門楼上の羅漢堂には五百羅漢などが祀られている

東司(とうす)

お手洗いのこと

戸の開け方から手の洗い方まで細かな作法がある

浴室(よくしつ)

入浴は、身も心も清浄になるよう心掛ける修行の場とのこと

山門の様子

山門にあった現在地確認図

永平寺の山門にあった現在地確認図

山門の案内板

永平寺の山門の案内板

寛政2年(1749)の改築で永平寺最古の建築物である。永平寺の表玄関で両側には仏法の守護神である四天王が祀られている。上には道元禅師による『吉祥山永平寺』命名由来の額が掲げられている。更に、会場には釈迦牟尼佛を中心に16羅漢・500大羅漢が祀られている。

(案内板より引用)

これは、時を知らせる打板です。

永平寺の山門の時を知らせる打ち板。「恐怖時光之大速 所以行道如救頭燃 」

打ち鳴らしているためでしょうか、文字が削れています。

これには、「恐怖時光之大速 所以行道如救頭燃 」と書かれています。

意味ですが、

時が過ぎるのが速いと恐れ

修行に没頭すれば

そのような事を考える暇はない

ということだそうです。

山門から中雀門の方の景色です。

山門から中雀門の方の景色

ここから先の建物は、斜面の上に上に建てられ、立体的な広がりを体感することができます。

僧堂

山門から進むと、左手に僧堂があります。

永平寺で左手に僧堂を眺める通路

僧堂の案内板

永平寺の僧堂の案内板

明治35年 道元禅師650回大遠忌祈念の改築で、雲堂とも稱される。中央には文殊菩薩(聖僧)が祀られており、修行僧が教えに従い座禅し、食事をし、更には睡眠をとる等、最も大切な道場である。

(案内板より引用)

「僧堂」の別称「雲堂」の額が掲げられています。

永平寺の僧堂に掲げられている雲堂の額

仏殿

仏殿の案内板

永平寺の仏殿の案内板

明治35年道元禅師650回大遠忌祈念の改築で総欅造り宋朝様式の建築物である。
七堂伽藍の中心をなし須彌壇の三尊佛が祀られ昼と晩の勤行等がなされる

(案内板より引用)

仏殿にあった、永平寺の紋

仏殿にあった、永平寺の紋

仏殿から中雀門

向こうに山門が見えます。

仏殿から中雀門方面。向こうに山門が見えます

法堂

法堂へは、階段を昇って行きます。

長い・・・

永平寺の法堂へ続く長い階段

途中に承陽殿が見えますが、こちらからは入ることができません。

永平寺の法堂への階段の途中に見える承陽殿

法堂からの眺め。

永平寺の法堂からの眺め

法堂が、一番高いところです。

法堂の案内板

永平寺の法堂の案内板

天保9年(1843)の改築で間口18間、奥行き14間、約420畳敷で、七堂伽藍中最大の建築物である。正面中央には聖観世音菩薩が祀られている。本来は説法の同条であるが、今では、朝課(朝のお勤め)や、各種の法要儀式が行われている。

(案内板より引用)

承陽殿

法堂から脇に入ると、承陽殿です。

永平寺の法堂から脇に入ると、承陽殿

承陽殿の案内板

永平寺の承陽殿の案内板

承陽殿(道元禅師の御真廟)
明治14年の改築で、正面壇上奥には御開山道元禅師(承陽大師)、本山第2世懐弉禅師の御尊像と御霊骨が奉安され、さらに本山3世、4世、5世、並びに瑩山禅師の御尊像をお祀りしている。
殿内には本山歴代禅師、及び宗門寺院住職の御位牌が祠られている。又、正面左には本山開基波多野義重公の像を安置する。
正面上『承陽』の額は、明治天皇より道元禅師へおくられたものである。

(案内板より引用)

承陽殿の中は、写真撮影禁止となっています。

庫院

法堂から階段を下っていくと庫院にたどり着きます。

法堂から階段を下っていくと永平寺の庫院

庫裡

法堂から階段を下っていくと永平寺の庫院

大庫裡の案内板

永平寺の大庫裡の案内板

大庫院
昭和5年に改築、地下1階地上4階の木造建築で、主に仏前と修行僧及び来賓の食事を調える所。正面には護法韋駄天等を安置し、上階には来賓の接待室及び150畳敷の大広間がある。

(案内板より引用)

中には、「大すりこぎ棒」がありました。

見上げると、天井に届くほどの大きさです。

永平寺の大庫裡の大すりこぎ棒

永平寺の参道では、「すりこぎ羊羹」が売られていました。

それは、この「大すりこぎ棒」にちなんだものです。

再び山門へ

七堂伽藍の拝観を終えて、再び山門に戻ってきました。

永平寺の山門の額

この後、出口に進みます。

ことば

永平寺の歴史的価値を堪能しました。

その後に進む出口の手前には、教えの言葉が掲げられています。

ここの言葉を素直に読んで欲しい。

何か、感じることばがあるかもしれません。

宗教的な言葉として受け止めると個人的な信条に合致しないかもしれませんが、

人生をどのように解釈するかという、哲学的な意味合いで受け止めてもらえればと思います。

いくつもある中で、僕は3つのことばが心に響きました。

どう生きるか

どう生きるか

どう生きるか

生まれて死ぬ一度の人生をどう生きるか

それが仏法の根本問題です。

長生きすることが幸せでしょうか

そうでもありません

短命で死ぬのが不幸でしょうか

そうでもありません

問題はどう生きるかなのです

how Shall We Live?

We are born and die on time in this human life-

How shall we live it?

That is the fundamental question of the Buddha Dhaema.

Is it a joyous thing to live long?

Life is no that way.

Is it sorrowful to die after a short life?

Life is not that way.

The question is how we shall live.

今、この一瞬をどれだけ大事に生きているか

その積み重ねこそが幸せな人生を作り上げるのだ。

そう解釈しました。

修すれば現れず

修すれば現れず

修せざれば現れず

「知る」ということと

「わかる」こととはちがうのです

知ってはいても実行されなければ

わかったことにはなりません

薬の効能書を詠んだだけでは病気は治りません

禅も実行してはじめてわかることなのです

Without Practice, No Emergence

“To know” and “To understand” are different.

Even though we know, without putting

that knowledge to practice, we can not understand.

Just reading a description of a medicine’s

good effects wont’t cure an illness.

Zen also something we can not understand

until we put it to practice.

やってみなければ結果は出ない。

知っていることを「薬」とするためには

先ず実行することが必要。

そう解釈しました。

最初の一歩

最初の一歩

最初の一歩

何事においても、最初の一歩を間違えると

とんでもない方向へ行ってしまいます。

仏道の修行は

自分が救われるためではなく

世のため人のためにつくすことです

この誓願から最初の一歩を踏み出しましょう

The First Step

In whatever we Do,

If the first step blunders

we go off in an absurd direction.

We practice the Buddha’s path

Not to be rescued ourselves.

But for the sake of serving the world and all people

From this vow let us the first step.

誰のため、何のため

最初の一歩を踏み出す前には

目的をしっかりと明確にしなければ

その目的に到達することはできない。

そう解釈しました。

花の命は短くて・・・

通用門をくぐる前に見た蓮の花

この記事の最初に書きましたが、覚えていますか?

それが外に出てくると、

もう散っていました。

通用門をくぐる前に見た蓮の花が出てくるともう散っていました

永遠は無い

諸行無常

「今」「ここ」を大事に生きる

正に先ほど見た言葉

「どう生きるか」を感じた瞬間です。

こんな形で、体感できる刹那ってあるんですね。

次、行ってみよう

14:10 永平寺を後にしました。

さて、次の目的地

一乗谷朝倉氏遺跡へ向かいます。

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