家族の介護が必要になったとき、仕事と家族とどちらを優先しますか。
そんな状況になったとしたら、迷いますよね。
きっと惑いますよね。
実際は、仕事と家族のどちらかなんて選ぶこと出来ないと思います。
だって、どちらも大事。
だからこそ間違わないで欲しい。
深刻な相談
今朝、仕事のチームメンバーであるAさんから、一つの相談を受けました。
彼の家族の調子が良くなく、介護が必要になったとのことです。
しかも、状況によっては急に仕事を休んだり、病院からの呼び出しに対応をしなければならないとのこと。
そんな状況が、この先いつまで続くかも分からないと。
「ご迷惑をおかけします・・・」
彼は言いました。
仕事のチームは何ができる
深刻な相談を受け、僕は考えました。
こんな時、仕事のチームとして何か出来るか。
Aさんにはどうしてもらいたいか。
もし僕がAさんだったらどうしたいだろうか。
そして次のように伝えたのです。
まず、大事なのは家族の介護。
だって家族にとってのAさんは、誰も代わりができないから。
そして、仕事はチームで取り組んでいる。
チームはAさんの仕事をフォローすることができる。
コントロールできることを備えよう
Aさんには、この先に納得いく形で家族と向き合ってもらいたい。
でも、家族の介護をどの様に進めなくてはならないか、正直言って予測できないところはある。
しかし、仕事をどうやってフォローアップするかは備えられる。
コントロール出来る。
だからコントロールできることに関しては
しっかりと備えようと。
仕事の状況を変えていこう
Aさんの仕事は少々専門的な内容であるため、他のメンバーからは仕事が見えづらくなっている状況でした。
そこで、次のことを依頼をしました。
仕事の見える化
仕事の状況を常に発信・報告してほしい。計画と進捗、対応の完了結果と問題をドキュメント、画面キャプチャ、言語化などで。コミュケーションツール上で見える様に。
属人化を防ごう
仕事は一人だけで進めるのでは無く、セカンド担当者とペアで対応すること。これによって属人化を防ぐと共に、Aさんの状況の共有の手間も軽減する。
早め気軽の相談を
もちろん何か気になる点(仕事上・家族への対応)があれば、早めに気軽に話しをしてほしい。
100%の対応というのは分かりません。
でも、これでAさんの仕事に対する気がかりと、家族の介護に対する憂いを、少しでも軽くすることが出来れば良いと願っています。
他人事では無い問題
今回の件は、
自分自身に置き換えても、決して他人事ではありません。
例えば、我々世代にとって親の介護は遅かれ早かれやってくる問題です。
その時に、僕はどんな対応が取れるのか。
仕事も家族もどちらも大事。
でも、家族にとって
「あなたの代わりの誰かはいない」
その価値観は変わらないと思っています。
その上で、仕事に支障をきたさないために、
普段から備えられることに備えておく。
- 自分の仕事を一人で抱え込まない。
- ノウハウ・手順をオープンにして属人化させない。
- 仕事の状況と問題は常にメンバーと共有する。
これらは、自分のためであると同時に
仕事を一緒にするメンバーのためでもあります。
仕事にも家族にも全力で向き合うために
Aさんの言った
「ご迷惑をおかけします・・・」
という言葉。
迷惑とは「迷い」「惑う」こと。
見通しが立たずに不安になること。
だからチームで備えられることは、備えておきフォローする。
仕事にも家族にも全力で向き合う。
そのためにも、今できることは今やっておきましょう。
さあ、やっちゃいましょう!
【人生とは時間の使い方】
ミッション:自分が楽しいと思えるコースを、いつでも何度でも走り始められる。誰もが自立して生きていける社会の実現を目指して。
バリュー:無駄な仕事や突然の問題発生、幸せの実現を邪魔する不安や悩みを解決・解消していく。
■吉乃 建志(よしのケンジ)プロフィール■
妻と娘と三人家族/システムエンジニア/40歳過ぎでフルマラソンに挑戦し完走/日本全国巡ることをライフワークに決めた「旅」と「食」を楽しむスキマ旅ブラリスト/本業も副業も成果を出しプライベートも充実できるハイブリッドワーカー
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吉乃 建志
やっちゃえオッサン
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