問題解決しようとしても抵抗があり進まない。
反対されてしまう。
問題解決を行うには現状からの変化を伴うため、変化を受け入れない人に反対されてしまう時があります。
変化を嫌う人たちの壁を乗り越えるためには、3つのポイントがあります。
人間は変化を求めない
問題解決をしようと改善を始めると、変化に対して抵抗が起こる。
これは組織でも、個人においても同様です。
そうなると、問題解決を行うための本質的な活動の他に、変化に対する抵抗勢力にもパワーを奪われます。
まるで足を引っ張られるように。
でも本来は、できるだけ本質的な活動に注力したいとこころです。
そのためには立ちはだかる「ある壁」を乗り越える必要があります。
「カルチャー」という壁
問題解決で乗り越えるべき壁、それは「カルチャー」です。
そもそも人間には「正常性バイアス」というものがあり、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまいます。
問題解決のための対応が変化を伴うことであった場合に、できるだけ現状維持を求めてしまうのはそのためです。
結果として、問題解決のために何かを改善しようとしても抵抗勢力が出てきてしまいます。
また日本企業においては強く同調を求める傾向があり、まわりと違うことをする人や、これまでのやり方を変える人に対して圧力や抵抗がかかってくることが多くあります。
そのため僕たちが問題解決を行う前提として、「人は一般的に変化を求めたがらない」と定義し、その殻をいかに打破するかということが成功の鍵になってきます。
ここで言うその殻を「カルチャー」と呼びます。
「カルチャー」を乗り越え変化を起こすには
では変化を嫌うカルチャーを乗り越え、変化を起こす(問題解決のための改善を行う)にはどうすればよいのでしょうか。
組織・人間の数ほど「カルチャー」の数もあるため、必ずしも共通の正解があるわけではありません。
しかし変化に意識を向けさせるため、関係するメンバーに対して、いつくかの質問することが有効です。
Point1 他人事から自分ごとへ
問題解決の改善を始める場合には次の問いを行いましょう。
- それを「やるリスク」ではなく、「やらないリスク」は何か?
- それを「できない理由」ではなく「やるための課題」は何か?
- それは誰のためにやるのか。成功するとどんなメリットがあるのか?
まずはこれらの問いに対する答えを説明し、理解してもらうことで関係者の間で共通認識とします。
問題解決を他人事ではなく、自分にとってどの様な影響があるか認識することで自分事として捉えてもらいます。
つまり、みんなを当事者にしてしまうことです。
Point2 意識改革では無く、仕組み改革
次に改善内容を適用する段階では、各人の努力では無く、「仕組み」を変えてしまいましょう。
そのことで確実に改善を進めることができるようになります。
ここでいう仕組みとは、仕事の手順やシステムを再設計して変えてしまうことです。
間違っても、「意識を変えましょう」「頑張りましょう」「努力しましょう」という対応は行ってはダメです。
これでは改善になりません。確実に失敗します。
Point3 正しく状態を把握
また一旦改善を行った後でも、往々にして気がつくと元に戻っていたということが起こりがちです。
そのために改善後も次の内容をチェックし、改善された状態が継続されているかをモニタリングすることが重要です。
- 業務実態
- パフォーマンス
- 理解度
以上のことにより、変化を嫌う「カルチャー」自体を変化させることが重要です。
生き残るための「カルチャー」
生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである
(チャールズ・ダーウィン)
われわれも生き残るために、変化に適応できる「カルチャー」を身につけておきましょう。
【人生とは時間の使い方】
ミッション:自分が楽しいと思えるコースを、いつでも何度でも走り始められる。誰もが自立して生きていける社会の実現を目指して。
バリュー:無駄な仕事や突然の問題発生、幸せの実現を邪魔する不安や悩みを解決・解消していく。
■吉乃 建志(よしのケンジ)プロフィール■
妻と娘と三人家族/システムエンジニア/40歳過ぎでフルマラソンに挑戦し完走/日本全国巡ることをライフワークに決めた「旅」と「食」を楽しむスキマ旅ブラリスト/本業も副業も成果を出しプライベートも充実できるハイブリッドワーカー
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吉乃 建志
やっちゃえオッサン
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コメント
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