受験の2020年問題-大学入試新テストで問われる3つの力

2020年大学入試新テストで試される3つの力マークシート方式からの変化とは問題解決

2020年度は、受験生に関わる大変化が予定されています。

それはセンター試験に変わり大学入試新テストが導入されるということです。

しかもそれは、受験生だけの問題に留まりません。

我々が身につけるべき3つの力付けておきましょう。

 

大学入試新テストの導入は受験生だけの問題ではない

2020年に「受験の2020年問題」が起きると予想されています。

「受験」と聞いて、あなたは「受験生では無いし、私は関係ない」と思いませんでしたか。

でも大学入試新テスト導入は、受験生だけの問題では無いのです。

既に社会に出て活躍してる、あなたにも大いに関係する問題です。

その問題を乗り切るために、2020年に向けて我々みんなが身に付けておくべき3つの力があります。

 

受験生だけの問題では無い、大学入試新テスト導入

受験制度の変更に関しては、受験生の親だったら、とても気になりますよね。

僕も受験生の親であるため、非常に気になることです。

でもどうしてセンター試験に変わって、大学入試に新テストが導入されることが、受験生でない人たちにも関係があるのでしょうか。

それは、大学入試新テストで測られる「力」に関係しています。

2020年度を境に、その「力」と持った人と持たない人とのギャップが生じてしまう可能性があるのです。

そして、その「力」を前時代の人たちが持たないままだと、新テスト世代の人たちに置いてけぼりをくらってしまうかもしれません。

 

大学入試新テスト

ではセンター入試に変わって導入される予定の大学入試新テストとは何なのでしょうか。

2020年度から導入が予定されている大学入試新テストは「大学入学希望者学力評価テスト(新テスト)」と呼ばれ現在、文部科学省や一般社団法人国立大学協会で具体化に向けた検討が進められています。

その大学入試新テストでは、現在の大学入試センター試験では測ることのできなかった力が問われることになります。

その新テストの内容自体は、現時点(2016年12月)でまだ具体的には固まっていません。

しかし、その目的はある3つの力を伸ばすことで決まっています。

 

3つの力を伸ばす

それでは、3つの力とは何でしょうか。

それは「判断力思考力表現力」です。

グローバル化したこれからの厳しい時代で通用する人材となるためには、この3つの力が必要不可欠だという考えが元にあります。

そして、大学入試テストが「判断力思考力表現力」を測るものに改革されると、高校までの学習自体も「判断力思考力表現力」を身に付けるためのものに変わっていくことは必然だと考えられます。

 

前世代の人たちに不足する力

ところが現在の大学入試センター試験は、「答えを探す力」を測るためのものでした。

そのため、高校までに行われている教育でも「答えを探す力」を身に付ける学習に重点が置かれています。

大量の暗記や問題から正解を見つける能力が評価されてきたということです。

しかしこの答えを探す力は、IT化やAI技術の進化により、人間よりも機械の方が遙かに早く正確に行える状態になってきています。

その結果答えを探す力を、人間が努力して多くの時間を費やして身に付けたとしても機械に太刀打ちできなくなっています。

調べたい事はGoogleで検索すれば、すぐに出てきますしね。

つまりこれまでの学習で身に付けた力を、人間が行う価値は今後どんどん小さくなっていくと推測されます。

それに変わる人間が行う価値のある力が、「判断力思考力表現力」の3つの力です。

 

大学入試新テストでここが変わる

では大学入試新テストで何が変わるのでしょうか。

文部科学省や一般社団法人国立大学協会の検討案では、従来のマーク式の問題に加えて、記述式の問題を導入するということです。

具体的には、中難易度の短文式(80文字程度)と高難易度の長文式(200文字から300文字程度)を設定し、一般試験もしくは2次試験で全受験生に課すことを目指しています。

これは現在の国立大学2次試験で、募集人員の4割程度しか記述式問題が課されているのと比べると、大きな変化であると言えますね。

 

新テストで試される力

この記述式の問題では、定型の正解というものは存在しません。

判断力・思考力・表現力」の3つの力を駆使して、自ら答えを作り出す力が試されます。

 

3つの力から生み出されること

判断力・思考力・表現力」の3つの力で生み出されることとは何でしょうか。

それは問題解決能力です。

 

判断力

判断力inputです。

問題の本質を見抜く力です。

 

思考力

思考力処理能力です。

問題を正しい方向へ導く力です。

 

表現力

表現力outputです。

解決案を相手に届ける力です。

この3つの力を駆使することで、正しい問題解決を行うことができるのです。

 

2020年を境に生まれる「力」のギャップ

これまで

答えを探す力が試されていた

これから

自ら答えを作り出す力が試される

受験生では無いあなたも、問題解決能力を高めた新テスト世代の人材を上手に使っていけるだけの力を身に付けて備えておきましょう。

 

【人生とは時間の使い方】

ミッション:自分が楽しいと思えるコースを、いつでも何度でも走り始められる。誰もが自立して生きていける社会の実現を目指して。

バリュー:無駄な仕事や突然の問題発生、幸せの実現を邪魔する不安や悩みを解決・解消していく。

■吉乃 建志(よしのケンジ)プロフィール■

妻と娘と三人家族/システムエンジニア/40歳過ぎでフルマラソンに挑戦し完走/日本全国巡ることをライフワークに決めた「旅」と「食」を楽しむスキマ旅ブラリスト/本業も副業も成果を出しプライベートも充実できるハイブリッドワーカー

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  吉乃 建志

  やっちゃえオッサン

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