「空気読めよ」
その言葉を聞くのが嫌で無理に周りに合わせようとしてしまう。
その結果、自分が言いたいことも言えず、やりたいこともできない。
でもね空気の読み過ぎは様々な問題を生んでしまいます。
だから、あえて勧めます「わがまま」を。
こんなことありませんか?
シーン1
顧客への提案を検討する会議。
出てくるのはありきたりの案ばかり。
あなたは内心思います。
「こんな案じゃ顧客はきっと採用しないよ」
「でもそれ言うと雰囲気悪くなるし」
「ここは空気読んで黙っておくか」
シーン2
毎週の資料作り。
昔からのリクエストが積み重なり情報てんこ盛り。
そのため資料作りだけで3時間は掛かってる。
他の仕事も忙しくて後回しになり部長からは毎回督促される。
「こんな資料誰が見るんだ」
「内容見直して変えたら効率良くなるんじゃ無いの」
「でもこの仕事って部長の指示で始まったって言うし」
「空気読んでこのまま続けるか」
「改善提案したって鬱陶しがられるだけかもしれないだろうし」
心当たりは?
ありがちです。
正直、僕もそうでした。
空気読んでれば、その場はやり過ごせますし、気持ちは楽ですからね。
意識して空気を読まない
ここで改めて「空気を読む」とはどんな意味か。
その場の雰囲気から状況を推察する。特に、その場で自分が何をすべきか、すべきでないかや、相手のして欲しいこと、して欲しくないことを憶測して判断する。(出典:デジタル大辞泉 小学館)
ポイントは、
「推察」
「憶測して判断」
どちらも自分の頭の中で考えた解釈の世界です。
現実にそうなのか、事実も同じなのかは分からないということ。
なぜ空気を読もうとするの
ここで言う「空気」とは、その集団・組織のカルチャーです。
僕は仕事柄たくさんの企業の方と仕事をさせていただくのですが、本当にカルチャーは千差万別。
カルチャーは、決して普遍的なものではありません。
誤解を恐れず表現すると
「ここの常識は、あちらの非常識」にもなります。
空気を読むのは組織の知恵だけど・・・
空気を読むこと自体は、例えば会社という組織の中で、円滑に仕事を進めるためには一定必要なのかもしれません。
ある意味、空気を読むとは、組織が生んだ知恵だとも言えます。
しかし、過度に空気を読むことは決して組織のためにもならないと考えています。
心地よいだけの空気だけに包まれてると、改善や成長の機会を逃すことになるためです。
成長や改善の痛み
もちろん、その場の空気を破った意見や行動が出てくるのは、組織にとって違和感や痛みを感じるものです。
でもそれは、組織が成長や改善をするためには必要なことなのかもしれません。
人間の体も、病気や怪我をすれば違和感や痛みを感じるのと同じだと考えられませんか。
その空気を破った発言や行動が、本当に組織のためのものならば、違和感や痛みはあって当然です。
それに気付かず心地よさばかり求めていては、茹でガエルになってしまうかも。
クッション言葉を挟む
とは言え、いきなり空気を破って発言するのは勇気がいるものです。
意見を聞く側だって身構えて、本当は良い意見なのに拒否反応が出てしまうかもしれません。
そんな時には、クッション言葉を挟んでみましょう。
それによって意見も言いやすくなりますし、
意見を聞く側も、話を受入れやすくなります。
「少し違う観点で発言してもよろしいですか」
「例えばと言うことでお伝えしてもいいですか」
「成る程そうですよね。それを踏まえてこう言った考えはないどうでしょう」
仕事のプロであるべき
特に仕事の場面では、プロフェッショナルとして意見を交わすべきだと考えてます。
そうでなくては新しいことが生まれ成長もできないし、改善していくこともできない。
黄色信号の点灯を見逃し、取り返しの付かない赤信号になってしまうかもしれない。
せっかくの気付きを埋もれさせるのはもったいない。
最近いくつかの企業の方に、次の質問をする機会を得ました。
会社で活躍していると言う方はどんな人物ですか?
答えは概ね共通していました。
発言が多くてやっている仕事が明確に見えている人です。
企業によりカルチャーの違いはあるかもしれません。
しかし一定の企業では空気を読むよりも、発言し仕事が明確に見えている人が評価されているというのが事実です。
あえて「わがまま」のススメ
ここでの「わがまま」とは自分の主張を明確にする「私のまま」という意味です。
はっきりと言う
それが組織のため。
違和感や痛みは発生するかもしれない。
でもそれは成長や改善のためです。
あなたも「正しいわがまま」やってみませんか。
空気読みすぎかもって思ったら。
【人生とは時間の使い方】
ミッション:自分が楽しいと思えるコースを、いつでも何度でも走り始められる。誰もが自立して生きていける社会の実現を目指して。
バリュー:無駄な仕事や突然の問題発生、幸せの実現を邪魔する不安や悩みを解決・解消していく。
■吉乃 建志(よしのケンジ)プロフィール■
妻と娘と三人家族/システムエンジニア/40歳過ぎでフルマラソンに挑戦し完走/日本全国巡ることをライフワークに決めた「旅」と「食」を楽しむスキマ旅ブラリスト/本業も副業も成果を出しプライベートも充実できるハイブリッドワーカー
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吉乃 建志
やっちゃえオッサン
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