人工知能vs人間?比較で分かる人工知能の限界と人間の可能性

人工知能と人間は競合するのではなく融合する。キーワードは文化人工知能

人工知能(AI)と人間は競合するのではなく融合する存在だと考えています。

報道などでは、

人工知能VS人間の図式で

人工知能(AI)の危険性や

人工知能(AI)が仕事を奪う

といった文脈が語られます

 

しかし、人工知能にも限界があります。

 

人間の苦手な分野を人工知能(AI)の得意で補うのです。

 

キーワードは「文化」

あなたは、

人工知能(AI)がますます発展してくると予想される

これからの未来に不安を感じますか?

 

例えば人間と人工知能(AI)が競合してしまうのではないかと。

 

でも、僕は人間と人工知能(AI)は「競合」するのではなく「融合」すると考えています。

 

そして人工知能(AI)と人間が融合する存在であるためのキーワード、それは「文化」です。

 

多様な個性が人間の強みを更に強化

文化こそが人間の強みであるといえます。

 

そしてその強みを更に強化するためには、人間が多様な個性を持つことが必要です。

それによって更に幅広い価値基準を生み出し、新しくてより良い判断が出来るようになっていきます。

 

人工知能(AI)の力

そのような、人間の文化を背景に生み出された価値基準をもとにして、

人工知能(AI)が行うのは、答えを見つける力になっていくというのが僕の考えです。

では、なぜその考えに至ったかを説明します。

 

人工知能(AI)の得意・人間の苦手

最初に人工知能(AI)の得意なことを見ていきましょう。

 

人工知能(AI)は、

情報を記録し

瞬時に検索する

ことができます。

 

また、

素早く正確に計算を行う能力では、

とうてい人間の敵うところではありません。

 

何が正しいかという基準をもとにして、正解を見つける能力が人工知能(AI)の得意分野です。

 

人工知能(AI)の苦手・人間の得意

では人工知能(AI)が苦手なことは何でしょうか。

それは判断基準が一意でない、ジレンマとなるような命題への対応です。

例えば「トロッコ問題(Wikipediaへリンク)」のような倫理的ジレンマがそうです。

 

なぜなら判断基準が一意でないということは様々な価値観を組合わせ、自分なりの判断基準を作り出さなければならないからです。

この判断基準を作り出すということが、人工知能(AI)の苦手とするところです。

 

人工知能(AI)の限界

将棋やチェス、囲碁と行った世界では、

次々に人間が、人工知能(AI)に負けてしまう

という状況が発生してます。

 

これらは、必ず一定のルール(=判断基準)が存在する世界です。

 

人工知能(AI)は、

与えられたルールの中で正確な判断を行う点については、

今後も人間を凌駕する能力を持ち、

成長を続けていくでしょう。

 

しかし、

判断基準自体の創造については、

今後も人工知能(AI)が苦手とする分野である

と考えられます。

 

その理由は判断基準を創造するためには、

経験や常識、

暗黙の了解と言った

文化的背景が大きく影響するからです。

 

判断基準創造のもとになる文化

文化とはつまり、

長い歴史で積み上げられ、

時代ごとに変化してきたものです。

 

その文化は人工知能(AI)が

どれだけ大量のデータを元に、

高速にシミュレーションしたとしても、

人間が持つ文化と

同じ結果を生むことは難しい

と考えられます。

 

つまり人工知能(AI)は、

既存の価値にもとづいた

判断基準というフレーム

外に出て行くことはできない

ということです。

 

人工知能(AI)と人間の違い

更に人間は、

多様な基準を同時に持ち合わせています

 

多様な価値と基準は

一人の人間の中に存在します。

 

そして国や地域が異なれば、

一定のコミュニティの中にも

多様なコミュニティが共存します。

 

掛け算で生まれる新しい価値

この多様な

価値基準同士が掛け合わさることで、

新しい価値と判断基準が創造されていきます。

 

それは、

単なる積み重ねの足し算では現れることの無い、

掛け算で生み出される

フレームの外側に発生する価値です。

 

それこそが新しい価値の創造です。

 

人間の得意を伸ばすために

人工知能(AI)と比べた時に

人間の得意分野となる「新しい価値の創造」のためには、

人間社会の中に

多様な個性が排除されること無く存在できることが必要です。

 

価値の創造ができる子供の育て方

そのためには、子供のときからの育て方が重要になってきます。

 

子供が多様な価値観を持ったまま成長するには、

自己肯定感を持つことが必要です。

 

自己肯定感を持つには、

他者との比較で優劣を付けること

を押し付けてはなりません。

 

過去の自分に対して、どれだけ進歩したのか、

どれだけ改良することができたのかに着目し、

子供を具体的に褒めること

自己肯定感が育っていきます。

 

自己肯定感が強いからこそ、

他者に対する多様な価値観も認めることができるようになるのです。

 

人間と人工知能(AI)の役割分担

人間と人工知能(AI)の得意分野はそれぞれ棲み分けが可能です。

 

これまでも、これからも人間は歴史に積み上げられた「文化」をもとに

新しい価値を創造していくでしょう。

 

人工知能(AI)は

人間が創造した価値の基準を元に、

素早く正確に正解を見付けます。

 

それにより、

人間はより豊かな人生を歩んで行くことが

できることになると考えています。

 

あなた自身が持つ文化も、

人間の多様性が生み出す新しい価値の一つにしてください。

 

人工知能(AI)との融合で豊かになる未来が開けます。

 

【人生とは時間の使い方】

ミッション:自分が楽しいと思えるコースを、いつでも何度でも走り始められる。誰もが自立して生きていける社会の実現を目指して。

バリュー:無駄な仕事や突然の問題発生、幸せの実現を邪魔する不安や悩みを解決・解消していく。

■吉乃 建志(よしのケンジ)プロフィール■

妻と娘と三人家族/システムエンジニア/40歳過ぎでフルマラソンに挑戦し完走/日本全国巡ることをライフワークに決めた「旅」と「食」を楽しむスキマ旅ブラリスト/本業も副業も成果を出しプライベートも充実できるハイブリッドワーカー

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  吉乃 建志

  やっちゃえオッサン

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