問題が発生するのは基準のせい?一度、基準を疑ってみよう

基準が間違っていないか疑ってみる

これまで問題の早期発見や問題解決のやり方を考えてきました。

しかし、いま設定されている基準自体は本当に適切なものでしょうか。

リソースの最適配分を行うために、一度基準を疑ってみましょう。

基準を疑う

問題はなぜ発生するのでしょう?

問題とは、基準(=あるべき姿)とギャップがある状態のことだと言えます。

あなたは、常に問題の発生に追われているということはないでしょうか。
もしそうであれば、立ち止まって考えるべきです。

そして、次の質問を考えてください。
「いまの基準は適切か?」
いまの基準を一度、疑ってみるということが必要です。

今回は、こちらの記事内容の一部「定点観測内容の見直し」にフォーカスします。

トラブル発生こそが問題解決の種、解決に向けての管理5ステップ

トラブル発生こそが問題解決の種、解決に向けての管理5ステップ
トラブル対応は大変です。できれば起きて欲しくないですよね。でも考え方を変えると、トラブルの発生は問題解決につながる「種」だと言えるんです。

同じようなインシデントが頻発する。
そのようなとき、まずはインシデントの裏に潜む「問題」を分析します。

それと同時に、基準自体が不要に厳しすぎて、過剰にインシデントを検知する状態になっていないかどうかを考えるようにしましょう。

厳しすぎる基準は、品質向上への影響度は低いにもかかわらず、多くのリソースを消費してしまいます。

そうなると、本来リソースを割かなければならなかった部分に手が回らず、結果として品質の低下を招いてしまうことになります。

観測の優先度

ビジネスにおいては、コストと効果のバランスが重要です。

そのため、リソースの最適配置を実現するための評価は定期的に行い、必要であれば見直していきましょう。

どの資産に対して、どれだけのリソースを割いて観測するか

厳しく、頻繁に観測することは品質低下、問題の早期発見には有効です。

しかし、対応するリソースは有限です。

そうであるならば、より重要な部分にリソースを割くべきです。

それが全体最適へとつながります。

考え方の整理

さて、具体的に管理すべき対象資産については、次の考え方で整理します。

  • トラブルが発生した場合の 深刻度×影響範囲 のマトリックスにプロット
  • 適切な観測の頻度と内容を決定します。

管理すべき資産を判断する深刻度と影響範囲度のマトリックス

基準を疑う意義

基準を疑うということは、基準の見直しにつながります。

基準を見直すことにより、リソースの再配置を考えることが出来ます。

以上のリソースの最適配分の結果として、全体最適によってもたらされる、効果の最大化が期待できるのです。